BOBLBEEボブルビー
BOBLBEE(ボブルビー)のハードシェルバックパックを使用しています
かれこれ、もう15年以上も使用しています
ハードシェルといい、独特なデザインで当時人気のある商品だったと思います
バイクツーリングの時など重宝していました
今はバイク乗っていませんが、丈夫で物もしっかり量が入るので、現在も愛用しています
BOBLBEE社ですが破産して、現在はPoint 65 Packs社が権利譲渡して現在も生産しているようですね
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べたつきの原因の加水分解したラバーコーティングを除去
ただ数年前からある問題が生じて、使用頻度が下がっていました
表面がべたつき始めた
長年使用してきたハードシェルバックパックですが、問題が生じました
それが表面がベタベタとべたつくようになったこと
このべたつきがホコリまでキャッチして離しません 涙
べたつきを触ると手にも付きます
タオルで拭いてみると、この通り真っ黒に・・・
このべたつきですが、表面のラバーコーティングが原因のようです
ラバーコーティングは塗膜の強さや質感がいい高級な塗装なのです
が、経年劣化で加水分解してこのような状態になっていまいます
今回はこのラバーコーティングを外して、汚れずに使えるようにしていきます
BOBLBEEボブルビーハードシェルバックパックの分解方法
べたつきの原因のラバーコーティングを剥がす為に、分解していきます
まずはカーゴネットを外します
フック、横にあるの金具、下部のベルトを外します
次は固定されているボルト類を抜いて行きます
工具は六角ソケットとトルクスレンチです
とても、リュックのメンテナンスに必要なものとは思えない 笑
まずは下部の曲面付近にあるネジを外します
緩み留めナットになっているので、両側を固定してやらないとネジ自体が回ってしまいなかなか外れません
これを先に外すことで、この後のサイドの下の方にあるネジが外せるようになります
サイドの部分は、内側からトルクスのネジが刺さり、外側で六角ナットで締められています
六角ソケットとトルクスレンチを使いながら外して行きます
上から外して行くと、開く範囲が広がるので、下に向かって外して行きます
これで、背負った時に背中に当たるビニール生地の部分が外れ、ハードシェルの部分と別れます
後は、上部のベルト固定の金具や、カーゴネットを固定するフックを外します
ラバーコーティングが施されているハードシェルのみに分解出来ました
ラバーコーティングを除去
早速、ラバーコーティングを剥がして行きます
と、いきたいところですが、問題はこのハードシェルの素材です
ABS樹脂なのです
塗料の剥離の為に無水エタノールを使いたいところですが、ABS樹脂はアルコールに弱いです
本当は、ABS樹脂に使える塗料の剥離剤を使いたいのですが、金銭的に・・・
(このサイズを漬けるとなると量が必要)
次に考えたのは、ヤスリで削り落とすことだったのですが、研磨の手間を考えると断念・・・
ということで、全く人にはオススメ出来ませんが、今回はアルコール度の低い除菌シートや、メラミンスポンジ等で気長に拭くことにしました
除菌シートにもアルコールは含まれるので、少し拭き取ってABS樹脂に染み込まないように、別のアルコールを使用していないシートで拭き取りを繰り返し
大まかに取れたら、メラミンスポンジで転々と残るラバーコーティングをからめとり
2時間程戦ったら、ラバーコーティングが剥がれABS樹脂を剥き出しにすることが出来ました
サイドにあるネジで固定されていた部分は、固定の為空気に触れにくいため、ラバーコーティングも加水分解されていませんでした
なのでラバーコーティングがしっかりしていて、加水分解してしまっている部分程剥がれやすくありません
どうせまたネジで固定されて、触れることもなく、見えにくい場所なので、再度部分はほぼそのままで諦めました笑
ハードシェルを塗装
ラバーコーティングを剥がした表面は曇った見た目になってしましました
そのままは気に入らなかったので、家にあったスプレー塗料で塗装します
まずはシリコンオフで表面を脱脂します
バックパックとして使用するので、塗料は塗膜が強い染めQを選択
ミッチャクロンで下地を作り、ブラックのスプレーで塗装します
ブラックの塗料が載りました
ラバーコーティングを剥がした状態の曇った見た目よりは良くなりました
当然加水分解したラバーコーティングは剥がしているので、べたつきもありません
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BOBLBEEボブルビーハードシェルバックパック復活
後は分解した逆を行って組み立てて完成です
無事、表面のべたつきを除去して再び使えるようになりました
自分で使う分には全く問題ないです
ABS樹脂にアルコールを使っているので、とても人の物には出来ませんが笑
これまで長く使ってきたハードシェルバックパックなので、これからも長く愛用していきたいと思います
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